(3日目)


(日 時)  ’05年 7月16日(土)
(天 候)  晴れ
(メンバー) Y君と私
(場 所)  山梨県
(高 さ)  北岳(3,192m)、間ノ岳(3,189m)


(行 程)

(7月16日)
4:00
13人部屋を3人だけで寝ているので、何時まででも眠れる。4時には起床し、顔を洗ったり
で出発の準備をする。
 朝食を弁当でもらって早立ちするのは我々2人だけである。
 4:30
朝の富士                          ボーコン沢ノ頭のご来光
 部屋から見る富士山、相変わらずガスがかかったり飛んだりの繰り返しである。天気は
良さそうである。
 いよいよ外に出て北岳に向けて出発しようとする時、ボーコン沢ノ頭からご来光が上が
ったばかりである。
 5:20
登山道
 相変わらず風が強い、下手をすると吹き飛ばされそうな場合もある。小屋の主が稜線
を歩く時は特に気をつけるようにと言われた。
 歩き始めるとリュックの重たさと、3日目の疲れが出ている。しかし、ゆっくり歩くことで
30分程歩くと体の調子も慣れてくる。1時間20分歩けば北岳の頂上に着くんだ。
 北岳の頂上へ向かう道中にもお花が多く咲いている。風が強いのでなかなかカメラ
チャンスが無い。
 5:40           
お花畑
 6:20           
北岳頂上
 頂上直下で外人2人に会ったのみで、他の登山者と会うことはなかった。頂上付近に
近づくと話し声が聞こえてくるので「いよいよ頂上だな」という感じになってくる。
 丁度、山荘を出てから1時間20分で頂上に立つことができた、予定通りの時間だ。
これで天気が良ければ、30分程休憩をする予定であったが、あいにくのガスのため
写真のみ撮って早々に「肩の小屋」に降りる。
 7:00
  /
 7:30

肩の小屋
 頂上から30分ほど降りてくると「肩の小屋」が見えてくる。ここで、ようやく今日の朝食を
摂ることにする。外で食べていると、風も強いので手がかじかんでくるのと、体が冷え切っ
てくる。
 朝食を終えてから、小屋の職員に「キタダケソウ」を聞いた。丁寧に教えてくれた。こんな
ところに「キタダケソウ」があるなんてびっくりものである。
 7:30
仙丈ヶ岳                          甲斐駒ヶ岳
 肩の小屋の庭先から見る仙丈と甲斐駒だ、昨年登った山である。仙丈も花の山と聞く
のでこの時期にもう一度登ってみたい。いづれも、南アルプスを代表する山である。
 7:45
鳳凰三山(オベリスク)                  富士山
 小太郎尾根に下る途中で、鳳凰三山のオベリスクや富士山が見えた。これからは、
下っていくので、これで見納めだ。
 8:30
バットレス〜小太郎尾根

 まだこの時間になっても、バットレス方面は濃いガスに包まれている。その横の八本歯ノ
コルははっきりと見える。
 まだ3時間前までは、この反対方向から見ていたのにという感じである。小太郎尾根から
草すべりと言われるこの間、多くの登山者に会った。ツァー登山者が多い。こんなに多くの
人が2つの小屋に収容できるのか心配だ。
 9:10
大樺沢二俣
 沢までやってくると、更に人が増え下からはドンドン登ってくる。すれ違いに往生する、
優れたリーダがいるグループは、僕ら2人が降りていくと「2人来ます、通してください!!」
と大きな声で仕切ってくれます。しかし、そんなグループは少ない。ほとんどは、我々が
待っているにも関わらず、無言で通り過ぎていく。(この馬鹿が〜〜!!)
11:20
広河原山荘の前で
 とうとう北岳・間ノ岳の全容を目にすることなく登山が終わりに近づいた。広河原山荘の
前では、これから北岳を目指すグループがいた。我々も2日前はそうであったように。
 アルペンプラザの方に行くと、更に多くの登山者が待ちかまえていた。みんなの目は、
これからいよいよだ!と構えている人や、何となく不安そうな目つきの人もいる。
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